✴︎Vide-grenier(ヴィッド・グルニエ)✴︎
屋根裏部屋に眠っているものを引っ張り出してのガレージ・セールを意味するフランス語。
少しシーズンが古くなってきたコレクションや、職人たちに非はないものの素材そのものに少々いわくがあるもの;例えばテキスタイルに織り傷があったり、革にえくぼがあったりなど、仕事の観点からは文句なしにきれいに仕上げっているものの、とある理由から行き場を見つけられずにいるアイテムたち。
どれもひとつひとつ手作業で、プロパー商品と寸分変わらず作り出されたものばかり。ストック置き場に積まれたままではあまりに可哀想で、やはり使っていただくことで初めて命が吹き込まれると思うのです。特に革は動物の命をいただいたもの。すべてが有用なものであるとして、余すところなく活用したいという想いがあります。
スムスムの“ヴィッド・グルニエ”。初めての方にも、いつもご愛用いただいている方にも。みなさまに広くご利用いただきたいという想いを込めて始めてみます。
タイプ:2ème choix(裁断不良)
プロパーのデザインとは逆向きにテキスタイルが裁断され縫製されております。模様の向きさえお気にされることがなければ、縫製や仕上がりそのものは良品です。
タッセルのお色はトップ画像のブルーではなく、画像2枚目以降のパールグレーとなります。
モチーフの向きや雰囲気につきましては、大変お手数ですがInstagramのハイライト[SALE]よりご覧くださいませ。
「ポシェタ」のフォルムをそのままで。色と文様、仕立て屋の装飾技術をぎゅっと詰め込んだ「ポシェタトート」。
COLLECTION vol.10《青の想像庭園 Les jardins bleus imaginairs》からのアイテム。パリとマラケシュに実在する「青い庭」をインスピレーション源にしたシリーズです。
生い茂った葉をかき分けて歩を進める。そこには古い古い朽ち果てた寺院があった。それとも遥か昔のパシャの邸宅?
なぜか心奪われて少しドキドキしながらも中に入ってみると、一角にだけ美しいレリーフが残っているのを見つけた。
何百年、何世紀の時を超えてきたのだろうか。
そんなイメージで作った、石膏のレリーフ模様のようなポシェタトート。
パルミエ(椰子の木)みたいなモチーフのモッブラ(ヴェロア)で、しっとりとしたトーンで仕立てました。
タッセルのパーツの明暗2色のグレーのグラデーションで、浮き彫りのようなニュアンスを出しています。
エキゾチックでいながら、どこかクラシックな雰囲気をお愉しみいただけましたら幸いです。
星の数ほど存在する中から厳選した、高級ファブリックを使用。ひと角だけゆるやかにカーブする独自のフォルム。その周囲には、民族衣装のジュラバやカフタンの縁飾りに欠かせない装飾ロープを施しました。内布には、女性たちの晴れ着の仕立てに使われているサテンを。
手仕事が美しい大小のリングが連なるチャーム、カーテンを結わえるようにループさせたロープで取り付けたヴォリューミーなタッセルは、イヴ・サンローランが眠るマジョレル庭園内ブティックにも商品を納めている、由緒ある工房へのオーダーメイド。
わたし自身で色を選んだ細い細い糸を撚ってもらうところから始めて、老舗のアトリエがひとつひとつ丁寧に作り出す繊細なタッセル。
たっぷり入るトートの内側には、3つの大きなポケットと小さなポケット。
3つに仕切られたポケットは、文庫本、ペットボトルがぴったり収まるサイズ感。携帯電話や鍵など細かなアイテムも迷子にならず、すぐに見つかる・取り出せる機能美。小さなポケットは本体とお揃いの「ポシェタ」フォルム。デティールにも忘れず、スパイスをひとさじ。
〔Vide-grenier〕ポシェタトート〈パルミエ〉パールグレー
本体
- 縦/44cm 横/42cm(最大値)
持ち手
- 長さ/53cm 幅/6cm
アクセサリー
- 全長/約30cm
- チャーム本体/約7cm
- チャーム・ロープ部分/約48cm(取り外し時)
- タッセル本体 /約18cm
- スライダー /直径1cm
*サイズは目安となります。手仕事の品のため個体差がございます。